田んぼの土つくり
田んぼの1年を大きく分けるとお米を作る120日と土をつくる240日に分けられることは前述の通りです。農産物栽培においては様々な農法が存在しますがそれ以前にしっかりとした土つくりが出来ていなければなりません。

小笹農園ではプラウ、サブソイラという特殊な農機具を使って土を耕しています
土を 育てる240日間が次の年のお米の出来映えを左右するのは当然のこと。
本田作業(代かき、田植え)や成育過程においても様々な形で結果として現れてきます。

プラウでの田起こし風景 深く耕すことで、
新鮮な空気と水を土に送り込む。

サブソイラは田んぼに垂直に切れ目を入れる機械です。

トラクタの後ろに装着して使います。田んぼ深くに亀裂を入れることで酸素を含んだ雨水が土中深くまで 浸透しやすくなり有用な土着菌(そこにもとから棲んでいる細菌)が繁殖し田んぼ内生態系の基礎を作るのです。同時に土着菌の繁殖は土を膨軟にし根が伸びやすい環境に整え、 微生物の繁殖後の死骸はやがてアミノ酸(必須微量要素)となりお米の味に直接作用します。

プラウは昔で言うカラスキで土を180度反転させる機械です 。
トラクタの後ろに装着して使います。風雨、日差しによって疲労した表層土と土中で休養を取った深層土を入れ 替えることで地力を維持します。
土つくりは1年や2年で出来るものではなく、毎年の土つくり作業の積み重ねによって得られるものです。つくるというより育てると言ったほうがいいでしょう。

人と土による有機物の循環
何よりも基本は土作りであってその根幹が優良な堆肥作りにあります。
旬を大切にすることは土を大切にすることです。

土からの恩恵(農産物)を受けるため に相応の返還(完熟堆肥)が不可欠です。
有機物を得る前にまず有機物を返還する。

この返還することの繰り返しこそ土を大切にすることになると小笹は考えます。

それが人間と土の有機物循環であり、
何千年と続いてきた農耕の歴史そのものの姿であります。